スピンドルの回転精度は、スピンドルの運転安定性および加工精度に影響する重要な指標です。通常は無負荷・低速回転時における、スピンドル先端またはツーリング取付面のラジアル方向およびアキシャル方向の振れ量で測定されます。この精度はスピンドル部品の製造精度および組立品質に大きく依存します。
一般的な回転精度の基準は以下の通りです:
スピンドル端面の振れ ≤ 1μm
内部テーパーの振れ ≤ 2μm
300mmテストバーによる振れ ≤ 15μm
高精度スピンドルは、加工品質の向上、工具摩耗の低減、長時間の安定稼働を実現します。測定位置は図 Fig. 1 に示されています。

Fig. 1 スピンドル精度測定の模式図
スピンドルの動的精度(Dynamic Spindle Accuracy)
スピンドルの動的精度とは、運転中における位置安定性、速度の均一性、軌道の正確さを表す性能指標です。特に高精度加工では、動的精度が製品の寸法精度、表面精度、および再現性に大きな影響を与えます。優れた動的精度を持つスピンドルは、加工中の振動や誤差を最小限に抑え、生産の安定性、製品の良品率、設備寿命の向上に貢献します。